Rolling Rola ( from HUSTLER )
今日はbrainchild’sのHUSTLERというミニアルバムから、Rolling Rolaという曲について。
世の中には数えきれないほど “ 人名タイトル曲 ” があります。
レイラ、ロクサーヌ、ヘイジュード、ミッシェル、いとしのエリー、ナナへの気持ち、みゆき、与作、etc.…
僕が15年以上の作曲活動の中で、多分初めて作った人名タイトル曲が「Rolling Rola (ローリングローラ)」です。
わりと早い段階から、この曲はアイドル(偶像)ソングにしたいなぁ、という思いがありました。
アイドルの意味合いについては自由に捉えてもらってかまいません。
女の子48人くらいで歌ってもいいし、
偶像崇拝的に女性を求める、古き良きロックナンバーでもいい。
映画「キルビル」の中の “ 間違った日本のイメージ ” が醸し出すポップさも、偶像的で、似合うでしょうね。
アニソンにしてもきっと優秀な曲だと思うんです。
で、僕は手塚治虫先生の「ばるぼら」みたいな、アート&ミュージックのグルーピーで、ちょっとイカれた女の子を偶像として描いてみたわけです。
「ばるぼら」知らなかったらごめんなさい、面白いですオススメです。
このアイドル(偶像)のイメージは、作詞前からこの曲が持っていた、60~70年代ロックンロールの「心地よい無責任さ」「憎めないろくでなし感」みたいな雰囲気にインスパイアされたんじゃないかと思います。
あるいはエマさんという、僕にとってのアイドルをフィルターとして、僕自身もその世界の住人になってみようとしたのかもしれません。
ライブの中では完全にお祭り要員な曲ですけど、
これからふとした時に皆さんが「Rolling Rola」を思い出す度、転がり続けるローラちゃんを懐かしく、愛らしいと思っていただけたら、とても嬉しいです。
かつての、レイラや、ロクサーヌや、エリーみたいにネ。